2014年9月17日水曜日

AI(Appreciative Inquiry)問いと探求、OST(Open Space Technology)時間とスペースの創造 講座 徳島初開催

実習する「AI」「OST」などは、いま世界的に注目が集まっています。
この度は、ご厚意により、徳島にて開催させていただく運びとなりました。
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八木 陽一郎 氏(略歴)  
講師プロフィール
慶應義塾大学大学院客員教授、経営学博士(慶応義塾大学)
南山大学大学院人間文化研究科 非常勤講師(2014年度)
香川大学大学院地域マネジメント研究科教授(2013年3月迄)
ユニティガードシステム(株) 代表取締役社長 

ケースウェスタンリザーブ大学客員研究員を歴任。
リーダーシップと組織開発を専門とし「内省と対話」をキーワードに研究・教育活動を展開してきた。
2013年に急遽家業を継承することとなり、現在は経営者として実践の道を歩みはじめている。

主著「内省とリーダーシップ」(白桃書房)
http://www.hakutou.co.jp/book/b113340.html
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講師、八木様より 皆様へメッセージです。

AIとは組織開発の方法の1つです。
組織開発とは、組織で働く人々がより元気に、主体的に、創造的に変化するための理論と方法です。
AIはその中でもとても有効な方法でアメリカのケースウェスタンリザーブ大学のクーパーライダー教授によって開発されました。

今では国連などの国際機関や世界的な大企業はもちろん、シカゴなどの都市でも街全体の地域開発の方法として採用されています。
AIは参加者同士が対等な立場で対話を行いながら、参加者の持つ本質的な強みや可能性、大切にしたい想い、実現したい未来などを引き出していきます。
そのため、AIを実施すると経営者は従業員をコントロールする労力から解放されていきます。
社員が自ら主体性、創造性、情熱を解放し、素晴らしい未来を実現するために自分自身でリーダーシップを発揮しはじめるからです。

私は幸運なことにケースウェスタンリザーブ大学でクーパーライダー教授からこの素晴らしいAIについて直接教えを受けることが出来ました。
そして、この方法の魅力は決して特別な人でなくとも組織に素晴らしい変化を起こせることにあると思っています。
今回の2日間のワークショップではそのようなAIの方法論とツボを凝縮して学んで頂き、受講者がご自分の関わる組織で実施できるように設計しています。
コントロール型のリーダーシップをそろそろ手放してみたいという方、自分のリーダーシップをさらに高めたいと思われている方、組織の雰囲気をより明るく前向きな方向に変えたい方、リーダーとして困難に直面していらっしゃる方、地域などのコミュニティ開発に関わられている方に是非受講をおすすめしたいと思います。


AI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)とは

AIの提唱者

アプリシエイティブ・インクワイアリーは、米国ケース・ウエスタン・リザーブ大学(Case Western Reserve University)のデービッド・クーパーライダー教授(David L.Cooperrider)、タオス・インスティチュート(Taos Institute)のダイアナ・ホイットニー氏(Diana Whitney)らにより、1987年に提唱された「組織の真価を肯定的な質問によって発見し、可能性を拡張させるプロセス」です。

AIの定義

AIとは、問いや探求(インクワイアリー)により、個人の価値や強み、組織全体の真価を発見し認め(アプリシエイティブ)、それらの価値の可能性を最大限に活かした、最も効果的で能力を高く発揮する仕組みを生み出すプロセスです。

AIが求められる背景

環境の変化が激しく、複雑性が増す中で、組織が成長に向けて変革していくには、組織を機械として捉えるアプローチ方法では、対応が難しくなってきました。最近では、組織を生体として捉える「Living Company」「企業DNA」という考え方に代表されるアプローチが注目されています。生体的な組織は、本来環境の変化に合わせて自律的に問題解決を図り、自らの方向性を生み出す力を持っています。最新のマネジメントでは、こういった自己組織化をもっとも効果的に行うための場やプロセスのあり方を提供しています。


OSTの起源

その手法は、1985年に行われたある会議の中で、一番皆が充実していたと感じた時間が実はコーヒーブレイクだった、ということに始まりました。その要因が全員一致で「コーヒーブレークによるものだった」という結論から、同氏はコーヒーブレークがもたらす協働性や興奮をシステムとしてワークショップに取り入れる手法を考えたのです。過去にアフリカのある部落から学んだ体験に照らし合わせながら、昔からコミュニティで行われていた会議などを参考にOSTの基本的概念が完成しました。

「オープン・スペース」とは何か

オープン・スペースは、「時間とスペースの創造」と言い換えることができます。
創造される時間とスペースは、まったくの個人に委ねられるため、そこにはトピックや時間の流れ、深さなど複数の異なる性質による時間やスペースが起こります。それらは、個人のユニークなアイデンティティを生み出し、同時にアイデンティティを与える空間となるのです。
 衝突が起き、混乱があり、カオスの状態であったとしても、それを許す「オープン」な場であるオープン・スペースは、自己組織化が起こる最低条件である「安全な場所」を提供しているのです。


参加対象:ピンと来た方
     オリジナル性を追求したい方
     よくわからないけど面白そうと思った方
     八木先生が来られるので是非と思った方
     AIを学びたい方
     OSTを学びたい方
     対話の場をつりたい方(企業内、学内、団体内、地域、行政)
     ファシリテーション力と手法を身につけたい方
     世の中を変革するリーダーを目指したい方       
     ソーシャルワーカー、デザイン、社会起業家の方または目指す方

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【要点の説明】

AI(アプリシアティブ・インクワイアリー)は、新たな組織変革のモデルである。従来型の組織変革では、欠陥追求とその是正に多くのエネルギーが使われてきた。欠陥追求のモグラたたきゲームは終わらない。一つの問題を解決しようとすると四つの新たな問題が生じ、それらを解決しようと試みるとさらに八つの問題が生じる。
繰り返すうちに、組織はやがて疲弊してしまうのだ。一方AIは、組織の最大・最重要の経営資源である「人」に着目し、その内側にある「強み」「潜在力」をファシリテーションにより引きだす。欠陥・マイナスを対処療法でゼロにするだけでなく、当初想定した期待値を上回る成果が期待できるのだ。AIは、ヒューレット・パッカード、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ノキア、AMEX、モトローラ、BMW、フィリップス、ファイザー、米国海軍など多くの組織で導入され、輝かしい成果をあげてきた。


OST(オープン・スペース・テクノロジー)はとてもシンプルなアプローチです。テーマに関係するすべての人に招待状が送られ、関心のある人々が一堂
に集まります。
そして、主体的に議題を生み出し、複数箇所で同時に話し合いの
セッションを開くことで、それぞれの課題に取り組みます。参加者は互いに情熱
と責任をもって話し合いに参加し、本音の対話を行い、問題を共有し、解決に向
けてアクションプランがスピーディーに生成します。
話し合いを行うための会場準備、場づくり、ファシリテーション等 

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日時:平成26年9月26日金曜日 受付9:45
        10:00~17:30  懇親会予定・別途費用
        9月27日土曜日
         10:00~17:30
   
   出来る限り2日間セットの受講をお勧めします!

   県外からご参加の方へ
   宿泊の場合宿泊先は、お手数ですが各自お取りください。
   会場近くは、センチュリーホテル(6000円・ネット)
   または、素泊まりマンション型(3500円・ご紹介可)
   
   
席数:18名  参加申込後、ご入金優先となります。

   ※準備物については、申込ご入金後お知らせ
    

参加費:ご確認の程よろしくお願いします。
    ※1日のみの参加でも同様の金額となります事をご理解下さい。
     出来る限り2日間通しで受講下さい。

場所:コワーキングスペース
   フューチャー・コワーカーズ内
    フューチャーセンター

  徳島市南昭和町1丁目23 三谷第1ビル4階または3階
  (県庁手前の四国銀行斜めビル・えびす製麺所前)

地 図:下記リンク先の地図にある、廻る寿し祭り昭和店は現在
    えびす製麺所となっております。
    ■ http://g.co/maps/mmhfa
駐車場:
無料で利用できます、お近くまで来られましたらお問合せ下さい。


■問い合わせ先
 AI(Appreciative Inquiry)
 OST(Open Space Technology)講座 事務局
 
 フューチャー・コワーカーズ内
 088-624-8706
 future.coworkers@gmail.com

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